社用車のラッピング広告の費用と注意点

2026年10月 確認かんばんどこ編集部

車のラッピングの費用は、貼る範囲と車の大きさで決まります。公開価格の例では、ボンネットやドアなどの部分なら4万〜10万円ほどからです。全面では、軽自動車で39万円ほど、ハイエースなどで66万円ほどからです。社名の文字だけなら1か所5,000円の例もあります。

社用車に社名を入れる4つの方法

ラッピングは、印刷したフィルムを車体に貼る方法です。塗装と違って、はがせば元の色に戻せます。社名と電話番号だけなら、カッティングシートの文字やマグネットシートでも足ります。

方法見た目費用感はがせるか耐久の目安
フルラッピング車体全体を印刷したフィルムで包む。色を変えたり、写真を大きく使ったりできる軽自動車で39万円ほど〜、ワンボックスで66万円ほど〜(下の表)はがせる。3Mは推奨期間内なら車体の損傷はほとんどないとしている3Mのラップフィルムは垂直面で最大3年
部分ラッピングドアや側面、後ろなど一部だけにフィルムを貼る4万〜10万円ほど〜(下の表)同上同上
カッティングシートの文字1色のシートを文字やロゴの形に切って貼る。社名と電話番号だけ入れる使い方が多い1か所(30cm角)5,000円の例施工店に確認屋外用マーキングフィルムの例で約5年(3M Jシリーズ。保証年数ではない)
マグネットシート印刷したゴム磁石のシートを車体に付ける。使う日だけ付けられる300×450mmで1枚2,959円(税込)の例いつでも外せる。高速道路を走る前と洗車の前は外す耐候年数は目安で、保証はない(印刷会社の案内)

出典:3M「よくあるご質問(カーラッピング)」、3M「スコッチカル フィルム Jシリーズ」、デジタ「マグネットシート 屋外や車での使用について」、費用は下の表の出典(いずれも2026年9月28日確認)。

車のラッピング費用の例

かんばんどこの掲載店と、ラッピングの施工店が公式サイトで公開している価格です。掲載店では、車種別の価格を出している会社は少なく、多くは見積りで決まります。

車貼る範囲公開している価格税会社
軽自動車・コンパクトカー ドア2面、後部分 50,000円〜 表記なし 株式会社ロプト(福岡市)
大型セダン・SUV・ワンボックスカー フルラッピング 900,000円〜 表記なし 株式会社ロプト(福岡市)
車種の指定なし 1ポイント(30cm角) 5,000円 表記なし 株式会社ミライベクトル(名古屋市)
軽自動車(N-BOX、ワゴンRなど) ボンネット 41,000円〜 税込 広友社(沼津市)
軽自動車(N-BOX、ワゴンRなど) サイド全面(左右両側) 185,000円〜 税込 広友社(沼津市)
軽自動車(N-BOX、ワゴンRなど) フルラッピング(屋根を含む) 392,500円〜 税込 広友社(沼津市)
ワンボックス(ハイエースなど) フルラッピング(屋根を除く) 663,000円〜 税込 広友社(沼津市)
ワンボックス(ハイエースなど) フルラッピング(屋根を含む) 855,000円〜 税込 広友社(沼津市)
軽トラック 荷台リア/荷台サイド(左右)/ドア(2ドア) 24,000円〜/54,000円〜/58,000円〜 税込 広友社(沼津市)
大型トラック フルラッピング 50万円以上 表記なし メイク広告(和歌山)
車種の指定なし 部分ラッピング 10万円〜 表記なし メイク広告(和歌山)
車用マグネットシート 300×450mm/450×600mm(1枚) 2,959円/3,949円 税込 サインモール(通販)

各社の公式サイトで2026年9月28日に確認した金額です。「表記なし」は、税込か税別かがページに書かれていないものです。ロプトは「目的により価格も変わるため目安」としています。デザインの量や車の形で変わるため、正確な金額は見積りで確認してください。看板全般の費用の内訳は看板の費用は何で決まるのかにまとめています。

車を預ける日数も見ておきます。看板屋ニッカは、印刷したシートを貼る場合は1週間ほど、カッティングシートの場合は3日ほど預かるとしています。看板ナカムラは、貼る作業は3日ほどとしています。

出典:看板屋ニッカ「カーラッピング」、看板ナカムラ「カーマーキング」(2026年9月28日確認)。

ラッピングの耐用年数と貼り替えの目安

出典:3M「よくあるご質問(カーラッピング)」、ミライベクトル「カーラッピング」、デジタ「マグネットシート 屋外や車での使用について」(2026年9月28日確認)。

車のラッピング広告と屋外広告物条例

車体の広告も、屋外広告物条例の対象です。自社の車に自社名を出す場合(自家用広告物)と、他社の広告を載せる場合で扱いが違います。福岡市は、車の広告の許可は車検証の「使用の本拠の位置」がある自治体に申請するとしています。

市自社の車に自社名などを出す他社の広告を載せる
札幌市自家用車の車体に出す自家用広告物(自社名など)は許可不要許可が必要。車体の一部に出す場合、自動車の両側面は左右それぞれ2個以内・縦0.6m以下・横1.5m以下などの決まりがある。車体全体に出せるのは路面電車・路線バス・タクシー・運送事業のトラックに限られる。手数料は一部利用が1枚380円、全部利用が1台10,800円
名古屋市自家用広告を表示した車両は、許可申請が要らない適用除外使用の本拠地が市外で、ほかの自治体の条例に従って表示した車両は適用除外。それ以外は市に確認
福岡市自分が持つ車に自社名や事業内容を出す場合、表示面積が10㎡以内なら許可不要面積にかかわらず許可が必要。2026年10月1日からは、車検証の車体の形状が「放送宣伝」の広告宣伝車は、市外の車でも市内を走るなら許可が必要で、表示面積は20㎡以内

出典(2026年9月28日確認):札幌市「適用除外」、札幌市「車体利用広告・宣伝車」、名古屋市「許可申請不要で掲出できる適用除外広告物」、福岡市「屋外広告物Q&A」、福岡市「広告宣伝車等に係る屋外広告物条例のルールが変わります」。 店舗の看板の許可や手数料は看板の屋外広告物の許可申請にまとめています。

窓ガラスと車検証で気をつけること

出典:国土交通省「前面ガラス等への装飾板の装着を禁止します」、国土交通省「電子車検証とは」(2026年9月28日確認)。